11 mag 2020
ビットコインの今後の長期的な価格予想です。 その際、手がかりになるのは世界の株式の総額とそれに対するビットコインの比率です。 現在の各資産の状況です。(かなりおおまかな数値です) 世界株式 約80兆ドル 金 約10兆ドル ビットコイン 約0.16兆ドル (暗号資産全体でも0.25兆ドル) (ビットコインの総額は、株式のわずか0.2%しかありません) (日本円で、約17兆円。トヨタの時価総額約21兆円より小さいのです) では、今後これがどう増えるのか? 世界の株価の長期リターンは配当込みで年率約6%前後と推計されるので、約12年後に世界株式の総額が現在のほぼ2倍になると考えられます。 (もし12年後にそうならなければ、X年後に世界株式の時価総額が現在の2倍になったときに、ビットコインがいくらになっているかという予想になります) そのときにビットコインに対する投資資金が世界株式の何パーセントの比率で投資されているかを考えることにより、ビットコインの価格も計算できます。 世界株式の総額に対するビットコインに総額の比率を、次の範囲で考えます。 ・最小 0.2% (現在とほぼ同じ) ・最大 1.0% (現在よりも5倍くらい人気になっている) そうしますと、12年後の世界株式と、ビットコインの総額は 世界株式 約160兆ドル ビットコイン 約0.32兆ドル~1.6兆ドル となります。 12年後のビットコインの総発行枚数は、約2067万BTCです。 (現在、約1837万BTCです。2032年の半減期までに約230万BTCが発行されます) なので、1BTCあたりの価格は、上記の総額を発行枚数で割り、 1BTC = 約15,500ドル ~ 約77,500ドル その時のドル/円のレートが予想できませんが、現在とほぼ同じ107円で計算すると、 1BTC = 約166万円 ~ 約830万円 となります。 非常に大きな範囲なので、全く参考にならないかもしれませんが、そんなふうに考えています。 私は、ビットコインを始めとする暗号資産が、通貨の代わりになるとは思っていないので上記のように予想しています。 また、コロナショックの時の動きをみると、暴落した株式に対する投資資金の避難先にはならず、株式と同じように暴落していることから、今後も、 世界の投資家の資金がどれだけビットコインに流れ込んでくるのか? どれだけ魅力的な資産とみなされるのか? それがポイントだと思っています。