今週の振り返り
12月下旬の強気で強欲な人が増えていたタイミングで年始から売りを浴びせられた。大衆が一方向を向いたときは注意が必要な「相場のリズム」だったということだろう。
年末から年始にかけて5営業日連続で下落後、金曜日は十字線。
金曜日の雇用統計、ISMサービス発表後、ファーストリアクションでリバウンド上昇したがその後戻り売りで下ヒゲ・上ヒゲが形成されている。
2023年7月27日高値を一時下回ったが、十字線でこの水平線ラインでとどまっている。
現在地はバリューエリア上限の内側に戻ってきた程度で、弱い値動きだったがまだ本格的な下げには至っていません。
チャート上はもう少し下向きの余地を残しているが、現在地からフィボナッチ23.6%前後の間でリバウンドできるなら、もう一度上昇しレンジ形成を見せる可能性がある。
現在地はやや中途半端な位置ではあるので下抜けていく場合、もう一段の下落は否めない。
次週のシナリオ
①上昇する場合
反発上昇できるなら、まずは12月末の高値4841.5が上値目安となるだろうか。
②下落する場合
第1関門は、上段の黄色ゾーン(4,600前後)でここで値止まりするか確認したい。
9月1日高値があり、かつ11月下旬から12月頭で小さなベースを築いた価格帯で、出来高は厚くなっているため、黄色ゾーンがサポートとなる可能性がある。
10月27日安値から引いた短期フィボナッチでは38.2%戻しが黄色ゾーン内で良いサポートになる可能性にも見える。
第2関門は、下段の黄色ゾーン(4,300前後)だが、ここはまだ距離が遠い。
第2関門は2022年何度も山を築いた価格帯で溜まっている場所なので、下落してもこのあたりではサポートされやすい水準になるだろう。