5 giorni fa
【ユーロドルは先物価格を見ていれば分かる“買いのチャンス”だった】 どうも、トレードアイデアラボの猫飼いです。ユーロドルは、先物価格が1.0500から1.0600に上昇していたため、押し目買いの戦略が有効な局面でした。 このような局面では、「どこで買ってもよかった」と言えるほど買いの優位性が明確でしたが、特にわかりやすいエントリーポイントは「直近高値のブレイク」でした。これは、多くのトレーダーが意識する価格帯であるため、心理的にも強い支持を受けやすいポイントです。 その後、ユーロドルはしっかりと1.0600に到達しましたが、ここがターゲットである理由は単純ではありません。ブレイク戦術自体は誰にでも思いつく手法ですが、「1.0600がターゲットだ」と理解するためには、Tradingviewでユーロドルの先物市場の動きを確認する必要があります。なぜ1.0600がターゲットだったのか? 多くのトレーダーは、チャート上の水平線やフィボナッチを基準に目標を設定しがちですが、先物価格の動きも大きなヒントになります。先物価格は、現物のFX市場よりも早く動き出すことが多いため、相場の行方を先に示してくれる「リーディングインジケーター」として活用することができます。 今回の1.0600という価格は、TradingViewの先物チャートを確認していた人だけが把握できた情報です。もし先物価格を見ていなければ、「次の目標はどこか?」という判断に迷いが生じていたかもしれません。ユーロが強いのではなく、ドルフランの動きが鍵 今回のユーロドルの上昇は、「ユーロが強かったから」と考える人が多いかもしれませんが、実際にはそうではありません。鍵を握っていたのはドルフランの下落(フラン高)です。 FX市場はクロス取引の影響を受けるため、ドルフランが下落すると、相対的にドル安が進行し、ユーロドルが上昇するという構図が生まれます。 ここが初心者と上級者の違いです。初心者はユーロドルのチャートだけを見て、ユーロが強いと判断しがちですが、プロは他のクロス通貨の動きや相関関係も考慮します。今回も、ドルフランの動きを見ることで、ユーロドルの上昇が「ユーロの強さ」ではなく、「ドルの弱さ」によるものだと理解できたはずです。まとめ • ユーロドルは先物価格の上昇(1.0500→1.0600)を見ていれば、押し目買いが有利だった。 • 直近高値のブレイクがわかりやすいエントリーポイント。ブレイク戦術は多くのトレーダーが考える手法だが、重要なのは「次のターゲットがどこか」を知ること。 • ターゲットの1.0600は、TradingViewの先物価格を見ていればわかる情報であり、現物チャートだけでは把握が難しい。 • 今回のユーロドルの上昇はユーロの強さではなく、ドルフランの下落(フラン高)が主導していた。 「チャートだけを見ていても、相場の全ては見えない」ということが、今回のユーロドルの動きでよくわかるはずです。現物市場の動きだけを見ているトレーダーと、先物市場の動きを把握しているトレーダーの間には、情報の差が存在するのです。 次回からは、TradingViewで先物の価格もチェックする習慣をつけましょう。ターゲットの「見える化」が、他のトレーダーと一歩差をつけるポイントになります。