【NZDJPY】相場分析20200730 大きく空いた100pips空間を狙うショート戦略

【サマリ】
たまたま目にしたロイターのニュース。
NZD/JPYは毎年8月に下落しやすいとのこと。

---以下引用----
ソシエテ・ジェネラルが2000年以降、毎年8月の主要10通貨の変動率を調べたところ、もっとも下げが目立ったペアはNZD/JPYであり、金融危機が発生した2010年以降では、2016年を除くすべての年で下落。
NZDが8月に下落しやすい理由ははっきりとしないものの、豪ドル/円も同期間に17回下落していることを考慮すると、夏の閑散相場の下では、リスク選好の際に買われるような通貨は、人気が落ちやすい可能性があるとみられている。
---引用終了----
※下記にURLを記載しますので興味がある方は読んでみてください。

なるほど、と思いつつNZD/JPYのチャートを見ると、確かに下落を示唆する局面になっており、このまま8月に入り下降に突入していってもおかしくない局面。
下落すれば100pips狙える空間も存在するため、今回はNZDJPYのショート戦略を解説します。

【詳細】
長期足の確認による環境認識です。

<長期足>

月足
長期下降トレンドが継続しています。
istantanea

週足
月足で引いた下降チャネル上限に到達しているものの、2年移動平均線(青のカギ線)で上値を押さえつけられており、上方向が重たそうです。
NZDUSDともチャート形状は似ていますがこの点が違います。NZDに対しては円が強いということですね。
istantanea


<中期足>
日足
日足で見ると、月足下降チャネル上限で抵抗され、そこから20MA(ピンク線)をも下回ってしまったことが確認できます。
オレンジの水平線で示したように、直近安値も更新されてしまっているので、チャートの絵的には下目線が強くなってくることが考えられます。

istantanea


4時間足(最上部チャート)
上昇5波で月足下降チャネル上限へ到達。その後調整3波(A-C)で下落し、過去にサポートレジスタンスとして機能してきた青の水平線に到達したという重要な節目の局面にあります。
さらに、青の水平線と200期間SMA(パープルライン)が重なってきていることもポイントです。
200期間SMAの下には4時間足レベルでは特に目立つ抵抗帯がなく、100pipsの空間がぽっかりと空いていることがわかります。
200MAを下抜けてくれば大きく下落して行く可能性が高いです。

<今後のシナリオ>
4時間足でみてもわかるように、直近の安値であるオレンジのラインを下抜けてきていることから、下目線でショートを狙っていきます。
エントリーポイント候補ですが、
1) 現在のローソク足が位置する節目ラインである青の水平線を下抜けたら、戻りを待ってエントリー。
2) もしくは一度上昇するようであれば、チャートに示した(2)(フィボ0.618を目安)くらいまでの戻しを待ってエントリー
です。

4時間足で解説の通り、現在のローソク足が位置する青の水平線の下には、日足200日MA(太いパープルライン)まで目立つ抵抗線がありません。よって利確ターゲットは200日MAとします。

安値(C)を作った下げを下落の1波(青の折れ線)とし、(1)波のフィボ0.618戻りを(2)とすると、(5)波の終点がちょうど日足200MAと重なる位置にハマる綺麗な波動を描くことができ、この動きをシナリオのベースとしてショートを狙っていきます。


<焦点:「夏の円高」ひと足早く、下値めど102円 NZ選挙が意外な鍵>
https://jp.reuters.com/article/forex-yen-forecast-idJPKCN24T0F8
Chart PatternsElliott WaveNZDJPYTrend Analysis

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