26 set 2022
米国株式を含めて、株式市場の市場センチメンタルが悪くなる一方です。 そういう時、案外積立買いの絶好の機会だといえます。以下の通り、自分のやり方を紹介しますので、 長期における分散投資に興味がある方は、ぜひ最後までお読みください!★長期運用における前提条件 ・複利で運用していくと低い手数料が肝なので、ETF>投資信託 ・長期投資においては、米国株>日本株 ・倒産リスクがある上、業績に関する予測が困難な個別株より、銘柄の再編成が定期的に行う 株価指数に投資したほうが合理的 ・「敗者のゲーム」によると、インデックスファンド>アクティブファンド、 加えて債券の長期運用はせいぜいインフレ分をヘッジできる程度で運用とは言えない ・SP500は米国株式実価総額の8割程度をカバーしており、倒産リスクがなく、 平均年収益率が7%以上で約10年間ごとに倍以上になる計算となる つまり、長期において、米国を代表する株価指数のSP500のETFを積立で買うことは、 最も合理的な資産運用の一つです。こちらの運用方針 ・SP500のETFを年間14回購入し、基本的に決済せずに20年間以上に複利運用 ⇒基本的には上がる時に動かず、下がるときに地合いを読みながら、買い下がり方針です (証券会社の積立買いサービスを利用して、手間を掛けずに買うこともできます) ⇒月収とボーナスの回数に按分して、身の丈にあう運用をする方針です ・SP500が年収益率が高いが、配当率がやや低めなので高配当ETFもセット購入でCFも狙う ⇒ETFは1口から購入できるが、SP500のETFだと400ドル程度するので、配当での複利運用をスタートさせるまで数年以上かかります。その点については弱点だと言えます ⇒そのデメリットを克服すべく、SP500構成銘柄の高配当ETFも同時に購入することで、 SP500に成長率を期待するとともに、配当も狙えるようなポートフォリオにしたわけです ⇒米国株は年4回に分けて配当金が出ます。配当金だけでSP500ETFを買えなくても、10分の1程度の高配当ETFを地道に複利で増やし、いずれSP500も買える規模になります ・(初心者向け)無闇にやらずに、米国株の市場センチメンタルが良い時にスタート ⇒現時点(22/9/13)、景気後退懸念にCPIショックが重なった関係で、株価指数や為替などの市況が乱高下になりやすいと想定されます。 加えて、米国株の株価収益率(PER)が米実質金利との見合いでも割高となっていることをあわせて考えると、業績面における株式を買う要因もそれほど高くなく、これから始まる方は落ち着くまで待ったほうが無難です★注意点 ①経済危機から免れる術がない おおよそ、10年程度に一回なんとかショックが起きるため、長期運用においては、経済危機による株価暴落から免れることができません。 われわれの余命を考えると、後数回の経済危機が訪れることがほぼ確実だといえます。そういう時でも、売却せずに持っていられるポジションサイズが大切です。 また、危機をチャンスとして捉えて、暴落をバーゲンセールと捉え、通常より少しだけ多めに買えると、良い資産運用になると考えられます。 ※CFDなどのデリバティブ商品は長期保有に向かないため、ご注意ください! ※わいは、年初の戦争、また直近の景気後退懸念の下落において結構拾いました ※短期売買ができる方は、やばい時にCFDでヘッジ売りができますが、難しいです (米国株式市場総崩れに対応するために、保有ETF額程度で売りでリスクヘッジするとのこと) ②利回率などの数字ばかりに惑わされないこと 株式インデックスETFの配当利回りは、とても重要な指標となりますが、その中身を加味した上で、長期における安定性及び再現性を考えることも大切です。 新興国株の高配当ETFなど8%程度の利回りを持つものが多いですが、その中の企業構成を見ると知らないものばかりですし、おのおのの国のカントリーリスクや景気問題を踏まえるとやはり米国のほうが安全だと言うまでもありません。 如何せん、それらのETFの価格が下がる一方で、利回りが高くても買うタイミングを少しでも間違えば大損するので、不良債券になることになりかねません。 ③ドル建て商品には、リスクが多重に存在している 米国の取引場で取引されている商品の出来高が多くて、かつ手数料が低い上で配当利回りが日本の同類金融商品より高いです。 しかしながら、ドル建て商品になるので、値動き以外に為替レートによるリスクがあることにご注意ください。 リスクとは、利益のバラツキを示すもので必ず悪いものではないが、リスクマネジメントの観点から自分が取り組んでいることについて、十二分に理解しなければなりません。★結局、なにが言いたい? 上記のやり方は、NISA口座で米国株の投資信託を積立買いしている方とほぼ同じことをやっているということです。 少しだけ手間を掛けるだけで、より安い運用コストでより透明性のある米国取引所で売買したほうが、長期運用におけるメリットがより享受しやすくなります。 年間0.05%の手数料の差でも、30年にわたる複利運用に対する影響は決して侮れません! いかがでしょうか。こちらは、毎月数万円程度で、老後対策としてSP500ETFを買っている理由を解説しました。ご参考になれば幸いです。またいつか気が向いたら、ほかの財テクの話をしたいと思います。お読みいただき、ありがとうございました。