米10年債利回り:日足バンドウォーク状態なので、よほどの陰線が出ない限りは…

~米10年債利回り~
istantanea

11:37 2018/09/24記載

   月足を見ると、バンドの形は上向きから収縮に変わりつつあるか否かのように見えます。ローソク足の方は18年1月月足から月足+1σを上抜けて以来5月平均線(もしくは+1σ)~+2σのラリーをしているように思います。もし+1σや5月平均線ではね返されるようであれば、バンドの形は再び上向きになり上昇トレンドは継続するように思います。逆に+1σをしっかり下抜けるようであれば、バンドの形は収縮して、とりあえず25月平均線(現在2.41%)を目指すように思いました。その点でも月足+1σ(現在2.79%)付近はとても重要だと思います。チャネルで考えると、現在は緑の上昇チャネルで推移していると思います。現時点の値は緑のチャネルの真ん中付近であることから、この先どちらに動いてもおかしくなさそうです。月足レベルでは上昇トレンド継続中というのが一番の印象でした。

   
   週足を見ると、バンドはヨコヨコのようですが、先週(9月17日週足)に週足+2σを実体で上抜けて引けているようにも見えます。そのため、今週(9月24日週足)のローソク足は週足レベルで大きな意味を持つことになりそうです。このまま。先週週足高値(3.10%)を上抜け更新するようであれば、ヨコヨコバンドが発散状態になったうえのバンドウォーク状態になると考えられ、相当勢いの強い上昇をするかもしれません。しかし、5月18日週足高値(3.12%)を更新を確認していないことから、下も否定はできません。先週週足安値(2.99%)を下抜け更新し、+2σではね返されたような恰好の陰線をつけるのであれば、ヨコヨコバンドが維持され、そのまま週足-1σ(-2σまで下落するかは現時点では不明)付近まで下落する可能性があると思っています。現時点で週足+2σを上抜けているため、上目線で考えていますが、本格的に上目線になれるか否かは、今週のローソク足次第なのかもしれません。

   日足を見ると、8月22日日足安値が日足-2σではね返され、そのまま上昇。9月11日~13日に日足+2σではね返されそうな雰囲気でしたが、14日に+2σをしっかり上抜け、バンドの形も発散したバンドウォーク状態になっています。また、日足+2σだけでなく、5日平均線でもサポートされていることから、かなり勢いの強い上昇をしているように思います。流れに逆らわず上目線で考えたいと思います。もし、上目線を中断するのであれば、5日平均線をしっかり下抜ける必要があると思います。ただ、もし5日平均線を下抜けたとしても、+1σや25日平均線ではね返される可能性は十分あることから、インパクトのある大陰線が出現しない限り、目線の中断は難しいのかもしれません。

   これまで方向感があまりわからなかった米10年債利回りでしたが、週足・日足レベルで方向感が出てきたように思います。米10年債利回りがこのように強い上昇をしていることから、ドル円の急騰は否定できず、少なくともドル円は米10年債利回りが上昇している間は下落しにくい状態であるように思います。最終的にはテクニカルで判断しますが、ドル円は下目線になりにくそうです。もし、ドル円が下落するようなことがあれば、米10年債利回りを確認する必要があると思います。



・月足+1σを実体で下抜けるまでは上昇トレンド継続中
・週足バンドウォークになるか否かの状態
・3.12%を更新するようなら週足バンドウォークの可能性
・2.99%を更新するようなら週足-1σを目指す可能性
・日足ば強いバンドウォーク状態
・よほどインパクトのある日足大陰線が出ない限り上目線か
・ドル円は米10年債利回りが上昇している限り下目線は難しそう
・ドル円が下落するなら、米10年債利回りを確認する必要が…
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