ユーロドルは、ジャクソンホールをきっかけとして大きく上昇しました。
元々以下の2点の通り、上昇転換の素地があったため、
今後は (少なくとも9/3の雇用統計までは)、
ある程度まで上がり切るまでは落ちないのではないでしょうか。
1) 短期上昇下降サイクルの周期
今年最高値を付けた1/6から3/31まで3ヶ月間下降が続き、
その後5/25まで2ヶ月間で約8割上昇して戻し、
再度3ヶ月間下降し8/20に今年最安を付けました。
そろそろ上昇の調整が入る時期です。
2) ドル買い (ユーロドル ショート) の偏り
6月の大幅下落以降、8月発表雇用統計の結果が良かったこともあり、
極めて多くのドル買いに偏って来ていると感じます。
上昇時の最大値は1.2150 (直近高値の1/6と5/25を結んだラインに近い) を
想定していますが、おそらくそこまでは行かずに、5/25高値と8/20安値
の間50%を少し越えたあたりの節目1.2000で弾き返されると想定します。
この上昇の流れが途中で切られるとしたら、9/3の雇用統計でしょう。
9月のFOMCに向けたこの最後の重要イベントの内容次第では一気に
本格的なドル高トレンドに転換するかもしれないので注意が必要です。