14 mar 2021
BTCが最近急騰しています。 前回の大相場だった2017年末の水準を大きく上回り、ほぼ抵抗を受けない形で上昇しています。それではこの相場、果たしていつ終わるのか? 理論値を計算 してみましょう。 ここで使用するのは一目均衡表の値幅観測です。 大前提として この相場は上昇エリオット波動の1波(推進波)が2017年末まで。 2波(修正波)が2019年1月まで。 現在の波動が3波(推進波)と見ています。 ここで一目均衡表のE計算値という考え方を導入しましょう。 1波の上昇幅を 1波の高値に加えた値を目標値とする計算方法です。 ここでE計算値で求められた1波を薄オレンジで表示している。値幅としてはおおよそ18800ドルである。 これを1波の高値に足したものが通常のE計算値である。 E計算値①で達成するのが約38400ドルであるが、その達成時点で一旦押し目が入っていることから一定程度機能している(マーケットで認識されている)ことが確認できた。 しかし現在はまだ上昇中である。これをどう考えるか? 値幅観測論では大相場になれば計算値を倍にして加算する考え方がある。 よってここではそれを採用する。 するともう一回E計算値を足したE計算値②はちょうど現在の押し目の所に当てはまるのである。 かつ2021年2月初旬の高値を抜く際にリターンムーブやもみ合いを経ることなく勢いよく上抜いていっている。 このことを鑑みるに上昇相場はまだ続く可能性が高いと考える。 ではその場合の目標価格であるが E計算値③でキリ番となる76,000ドルである。 また フィボナッチリトレースメントから考察する価値もある。 通常、3波の1波に対する関係は 1波×1.62倍や2.62倍が多い。 しかしまれに3.62倍、4.23倍を実現することがある。 ここから考えると 3.62倍の場合は68,500ドル 4.23倍の場合は80,000ドル となる。まとめ 目標値としては E計算値③でキリ番となる76,000ドル 1波の3.62倍の場合の68,500ドル 1波の4.23倍の場合の80,000ドル を予測している。 あくまでもこのままのトレンドが継続すれば.....という話ではあり、 マーケットと対峙する際は上昇、下落の両局面の想定をすることがリスク管理上、必須であるが 一つの目安にはなるだろう。